しおりの里


しおりの里は、平成18年9月に約1万坪の敷地に介護複合施設郡(特養・デイケア・ケアハウスなどの介護系の複数の施設)として開設しました。 津市中心部から、また久居地域からも至便な場所にあり、 入居施設は全室個室で9名~10名のユニットになっています。しおりの里の最大の特長は、ご利用になるお一人お一人の体調やご希望を尊重して、医療・介護の両方からサービスを提供することです。


実際に利用者の方と触れ合う貴重な体験

自分から些細な事でも積極的に取り組む
1日目、実習はデイサービスから開始しました。 内容としてはまず「お茶出し・配膳・清掃」という基礎的な業務を行いながら、施設の規則などを学び、「働く」という事を理解し、体験していきました。とても疲れましたが、心地良い疲労感でした。スタッフの皆さんも、利用者の方々も親切に接してもらい、嬉しかったです。

2日目からは「入浴介助」や利用者の方にドライヤーをかけるといった業務もさせてもらえるようになり、より利用者の方との距離が近づきました。普段は人見知りで、あまり話すのは得意じゃなかったんですが、少しだけ自分から話かける事が出来て、少し大きな声が出せるようになったと自分で思います。

4日目からは昨日までと違い、特養に移り研修をしました。デイサービスよりも職員の数が少なく、1人で何人もの利用者の方を見ていないといけないので大変でした。慣れない環境というのもあり4日目は、自分から動けないでいたところもあり、もっと明日からは能動的に仕事に取り組みたいと思います。

研修は6日間でしたが、あっという間の6日間でしたが、最後にはスタッフの皆さんと利用者の皆さんに挨拶をしました。「これからも、頑張って!」「またいつでもおいで」など励ましの言葉をかけて頂いて、本当に有意義な経験が出来ました。


◆ 研修生の声 ◆
「働く事の楽しさを知った。ありがとうと言われた。」
僕は、今までアルバイトの経験もなく働くこと自体に不安があった。でも、いざやってみると周囲の方たちの支えや、利用者の皆さんの優しさなどに救われて、少しずつ働く事の喜びを感じることが出来た。それに、何かをするたびに「ありがとう」や「頑張って」と優しい言葉をかけてくれるのが素直に嬉しかった。しおりの里は、施設もとても綺麗で清潔感があった。働いている人たちも皆さん、優しい人ばかりで、とても勉強になりました。これからは、もっと自主的に動く事を意識して自分を鍛えていきたいと思います。

◆ 企業の声 ◆
「キミが良ければ、もっとウチに来てもらいたい。」
初めてウチに来てもらい、話をした時はほとんど返事も出来ないような印象を受けていましたが、最終日の彼を見ていると本当に成長したなと思います。これからも様々な経験を重ねて成長していってほしいと思います。彼が望むのであれば、就職や研修についても幅広く受け入れるつもりです。

◆ コーディネーターの声 ◆
「挨拶も出来なかった彼が6日間で見せた変化」
最初は「アルバイトの経験もなく、人見知りで少し積極性がない」というのが素直な感想でした。しかし、日々の様子を聞いていくうちに、言葉数が増えて、喜んだり落ち込んだりと表現が豊かになっていきました。 最終日に会った時には皆さんに大きな声で「お世話になりました!」と言う彼の姿に以前の自信の無かった頃の面影はありませんでした。コーディネーターとして彼と接することが出来て、本当に良かったと思います。今後も彼の成長を応援しながら、就職に向けて、2人3脚で頑張って行きたいと改めて思います。